AMEDプロジェクトの紹介とクリニカルクエスチョン・リサーチクエスチョン

「抗インターフェロンガンマ自己抗体がもたらす成人発症免疫不全症における基盤情報の整備と疾患レジストリの構築」は令和5年度のAMED 難治性疾患実用化事業に採択されました。
https://www.amed.go.jp/koubo/11/02/1102C_00071.html

本プロジェクトは、疫学的情報がほとんどない播種性NTMの診療実態の把握となる疾患基盤情報の整備により適正な診療指針の策定を試みます。加えて、病態機序解明のため検体レポジトリの構築を進めることで、疾患機序の解明にむけた基礎検討の礎とすることを目指しています。

研究開発代表 熊本大学生命科学研究部 坂上 拓郎
研究開発分担 慶應義塾大学医学部 南宮 湖
国立感染症研究所 ハンセン病研究センター 阿戸 学
新潟大学大学院医歯学総合研究科 菊池 利明

クリニカルクエスチョン(CQ)とリサーチクエスチョン(RQ)

CQ1:
AOID症例の本邦での疫学実態は?
CQ2:
AOID症例の本邦での診療実態は?
CQ3:
AOIDによる播種性NTM症の特徴は?
RQ1:
播種性非結核性抗酸菌症の本邦の罹患率は?
RQ2:
播種性非結核性抗酸菌症における抗インターフェロンガンマ自己抗体の陽性率は?
RQ3:
AOID症例の診断時の臨床的な症例背景は?
RQ4:
AOID症例の合併症は?
RQ5:
AOID症例の予後は?
RQ6:
AOID症例の治療内容は?

図:プロトコル:【成人発症免疫不全症の前向き観察研究とレジストリの構築】

図:抗インターフェロンガンマ自己抗体がもたらす成人発症免疫不全症の基盤試料・基盤データ構築